久しぶりのブログ更新。今日は12月31日、2024年も今日で終わりになる。今年の一年を振り返って書いてみたいと思う。例年通り昨日餅つきを終え、いつものように年越しから3が日を過ごす。風は強いけど日差しは暖かく、いい日だ。
今年も1年間よく働いたと思う。カレンダーを見返してみてもなかなかの詰め込み具合だ。どの月を見ても、しっかり動き回れていることはありがたい。今年は一番下の子がフィンランドに留学したり、うちにラトビアの子がホームステイに来たり、新しい刺激的なことも多かった。田んぼも倍以上の広さになり、例年以上に作業は多く、暑い中での作業は何度か死を覚悟したほどだった。夏には再び海外視察としてマレーシアに行くこともできた。そこで感じたこと、考えたこともその後の自分に大きな変化になったと思う。外から日本を見たり、日本について考える視点はこれからの大切にしたい。
仕事ではいよいよ次の端末更新に向けての動きが激しくなってきた。そんな中で、この4年間がどうだったのか、という振り返りをしつつ、次の5年でどうすべきかを考える一年でもあった。コロナ禍でスタートした前回のGIGAとは違い、それぞれの自治体がこの先の未来に、何を目指し、どんな教育ビジョンを持ち、どんな授業をしていきたいのか。そんなことを一緒に考える時間が多かった。
その願いを叶えるために一番いい端末はどれか、そしてその使い方はどうあるべきか。そのために必要なものや研修とは一体どんなものか、そんなことを整備を進める前にとことん考えていく必要がある。管理のしやすさやお金の話は重要ではなく、どんな未来を描き、授業をどうしたいかをいつも一番に考え、子どもたちの未来の話をすべきだと思う。
自治体、学校、先生間の格差がよく言われるけど、使用率や稼働率、持ち帰りの頻度ではなく、授業がどう変わったか、子どもたちにどんな変化が起きているか、それを子どもたちはどう感じているか、そんなことを指標としながら進めてほしいと願う。そして何より先生も子どもたちも楽しく学校に通えているか。
全ての課題は授業を面白くすることで解決するのではないか?と最近真面目に思っている。学ぶことが楽しいと、大人も子どもも感じることができる場が学校であれば、不登校の問題も働き方改革も解決してしまうような気さえしている。
その授業を変えていくには、先生たちのエネルギーや余白時間、ゆとりが必要で、まずはそこを確保していくことが先決だと思う。疲弊して苦しい毎日の中から、楽しい授業は生まれない。だからこそプライベートを充実させたり、自分の時間を持てるような仕組みが必要だ。もちろん先生自身の意識を変え、いろんな世界をのぞいたり、いろんな人に出会ったり意図的にしていくことも必要だと思う。
子どもたちはそんな楽しそうな先生を見ながら、未来に希望を抱いたり、大人になりたい、働きたい、と思うんじゃないだろうか。身近な大人である親や、先生の果たす役割は大きいと思う。だからこそ私たち大人が、未来に希望を抱き、楽しそうに元気に働き、大人になるって楽しいよ、っていうメッセージを発信し続ける必要がある。
私もまたその大人の一人として、来年も楽しく元気に働きながら、たくさんの人と出会い、対話し、思考し続けながら、未来を創造していける大人でありたいな、と思う。
今年出会ったたくさんの人、一緒にお仕事してくれた方々、本当にありがとうございました。来年も楽しく子どもたちのために頑張りましょう!
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